セフレと援交ばかりの男性


セフレ募集の女性

セックスできても女性は選ぶべき

セックスフレンド、セフレという関係性が特別でなく、社会に浸透している現在。

一時期は、援助交際が女子高生JKを中心に賑わったものだが、それとは違うセフレ関係である。

それにしても、世の中には、とりわけセックス好きなタイプの人間がいるものである。

それも、男性ばかりでなく、女性も近頃では多い傾向だという。

セフレ女性にフェラさせるのが大好物な男友達、今では珍しい毛じらみにとりつかれたらしく。

仕方なく、つるつるに下の毛を剃ってしまったそうである。

エッチばかりしている男だから、驚くほどの出来事ではない。

見せてみろといったが、なかなか見せない。先日麻雀をしていると、後ろで見物をしていた彼が、ふと、ついに生えそろった、とつぶやいた。

苦節一か月で、元通りに近い状態に戻ったという。見てみる?と聞くので、たわけ者!と一喝しておいた。おかげで麻雀の調子が狂った。

この彼というのは、本業はITだが、バーやキャバクラの経営もしており、バカスカ儲かっている。先日も、ベンツを一気に二台買った。

まだ三十代で独身、女もバカスカひっかけているのだろうと思っていると、毛じらみである。まるで、終戦直後の話を聞くようだ。

ばばっちい女と付き合っているのだな、といったら。

口ひげをもぞもぞとさせ、まったく近頃のホステスは不潔で困る、と口元をゆがめていった。どっちが不潔かわからない。

そのばばっちい金持ちの男が、結婚をしたがっていないのかというとそうではない。相手がいないのである。

セックスは大いにしたい、いい女がいれば一緒になりたい、と思っている。しかし、女性不信なのである。

「だってねぇ、どこからみても普通の、中流の家庭に育った女子大生の子がねえ愛人クラブに入ってんだよ。

もし俺が付き合っているやつもそうなのかと思うとおっかなくてさあ、とても女と付き合う気になれないよ」

「まあ、世間ではそんなことをいっているが、じつはソープランドの姉ちゃんだったり、援交や割り切りの新しい手口だったりするんだろ」

「いや、正真正銘の女子大生だよ。学生証も見たから」

「どうやって?」

「ぼくも会員だったから、いっとき」

車を運転していたのだが、グエッと叫んでハンドルを切りそこねそうになった。

小遣いは適当にあるが、流行の服を買う金が欲しいとか、もう少しぜいたくをしたいという気持ちでそういうアルバイト?をしている子が多いという。

それでは、付き合う女の子みんなに対し、もしかしたら、と疑惑の目を持ってしまうのは無理もないかもしれないと思った。

片方だけからしか女の子との付き合いがないと、そちらの方ばかりに目を奪われてしまい、どの女の子の中にもある’’こころ’’まで気が回らないのである。

そして、その’’こころ’’さえも、みにくく、打算的なものとしてみえてしまう。

そういう女もいるが、そうでない女も、世の中には確実に存在する。

しかし、どこにポイントをおいて女の子を見つめればいいのか、彼には分からなくなってしまっている。

自分の目に自信が持てなくなってしまっているのだ。

かわいい女子大生JDと援助交際、キャバクラ嬢をセフレにしてセックスやりまくり。

やがて落ち着いたら、黒髪の女性と結婚。

人生は短く、それもいいのかもしれない。


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